休眠患者さんにハガキを出してもうまくいかない理由

整体知恵袋の田中です。

今日は、

【休眠患者さんにハガキを出しても
うまくいかない理由】

についてお話させていただきます。

 

この話を知ることで…

・休眠患者さんの分類の仕方が分かります。

・先生が今までハガキをだしても
効果がなかった理由が分かります。

・休眠患者さんにハガキを出したくなります。

 

では、行きます。

 

ある年の2月、
治療院が開院10周年になったので、
それをお知らせするためハガキを出しました。

私は昔から治療院で患者さんに出す
はがき(ダイレクトメール)は
裏面こそ印刷ですが、
宛名は絶対に手書きにしています。

はがきを出すとなると、
はっきり言って面倒くさいんですが、
出したらそれなりに反応があるので、
やめられません。

ハガキを出したのは
開業した年の2月から1年後にかけて
来てくれた患者さんに向けて。

なので、今では、
ほとんどが来院していない
休眠患者さんたちです。

この患者さんたちを細かく分けると、

・初診後に何回か通ってくれた患者さん、
・数年も定期的に通ってくれた患者さん、
・もう来院しなくなって数年経っている、
・初診だけので1回だけの患者さん…

色んな分類に分けることができます。


先生は、もしかしたら、

1回しか来てない10年も前の患者さんや
昔は通っていたとはいえ、
今は来ていない休眠患者さんに
いきなりハガキを出しても意味がない」

と思われるかも知れませんが、いいんです。

この「みんなに出す」ということで、
ある気づきを得られることができたので、
今回はそれをお話できることができたので。

開業してから1年の間に
来てくれた患者さんたち。

レセコンを見ながら、
宛先を書いていたんですが、その時、

「あること」

に気づいたんです


10
年も前となると、今の年齢が、
80歳とか25歳とかなんですよ。

10年も経っているから
当たり前っちゃ当たり前なんですがw

そうなると、痛みの欲求が
その当時と違うのでは?
ということに気付いたんです。

昔、70歳で来てくれた患者さんは、
当時、孫の面倒とかで
肩や腰が痛くて来てくれていたけど、
10年も経って80歳になった今は、

膝の痛みで階段の昇り降りが
つらいのかも知れない。もしかしたら、
歩くときに股関節が痛いかも知れない。

当時、15歳で来てくれていた患者さんは、
部活で足首や膝に痛くて来てくれていたけど、
25歳になった今は、
会社でパソコン作業が多くて、
首や肩がつらいかも知れない。

そう考えた時、
「最近、肩首、(膝)がしんどいけれど、
どこか診てくれるトコないかな~」
と患者さんが自分の頭の中で
会話をしている時に、

「お久しぶりです。
体の調子、どうですか?」

とか

「当院に来られて10年が経ちました。
以前は肩でしたが、今は違うところが
辛かったりしていませんか?」 

なんてはがき(ダイレクトメール)が
昔、通っていた治療院から来たら

 

 

「ナイスタイミング!!

 

 

ってなりませんか?

すべてがこのようにうまくは行きませんが
今は通院されていない休眠患者さんからしたら、
これはこれで意外性があって、
インパクトが大きいと思いません?

先生がもし、

「広告やダイレクトメール、
実際にやってみたけれど、効果がなかった」

と言う場合、実は大きな勘違いを
されているかも知れません。

それは…
売り手であるこちら側が
はがき(ダイレクトメール)出すタイミングと
買い手である患者さんが
はがき(ダイレクトメール)を受け取ったときの
生活環境のタイミングが違うということ。

まとめます。

チラシやはがき(ダイレクトメール)が
うまくいく理由、それは、
『出す側のタイミング』と
『受け取る側のタイミング』が
マッチした時なんです。

患者さんが先生の院から送られてきた
はがき(ダイレクトメール)を見たその時と、
患者さんのタイミング合ったその時、

「行こう」

となるんですね。

それが例え、10年前に1回しか
来てくれていなくても、
数年も来院がなく、
休眠患者となっていても、
はがきを出すことで、

その患者さんがまた、
院を思い出してくれる、
来院するきっかけになれば
問題ありません。

整骨院・整体院は地域ビジネスですから、
患者さんとの関係を
作り続けないとうまくいきません

もし、先生が、

「はがきを出したことはあるが効果が無かった」
「はがきなんて出したことがない」

と言うのであれば、
ぜひ、患者さんに、しかも今は来院していない
休眠患者さんに出してみてください。

新規の患者さんを求め、
チラシ、タウン誌などに広告費を
使うより安価で済みますよ。

 

さぁ、
休眠患者さんにハガキを出しましょう。

もし、先生が
「休眠患者掘り起こしたい!!」
とお考えなら、これがおススメ

休眠患者掘り起こし大作戦

 

今日はここまで。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

整体知恵袋
田中博康(姿勢保健均整師/柔道整復師)